バスケットボール男子パリオリンピック代表で活躍中の河村勇輝選手。
NBAのメンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約をした事を発表し、注目を集めています。
これから海外で活躍できる可能性はあるのか?!
頑張って欲しいのはもちろんですが、期待と不安が入り混じる海外からの反応も合わせて紹介していきます。
河村勇輝のNBAチームはグリズリーズ!
現在、横浜ビー・コルセアーズに所属している河村勇輝選手は、バスケットボールの最高峰NBAの、メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結びました!
複数のオファーがあった中でグリズリーズを選んだそうです。
2024年9月に締結の予定で、契約締結後にアメリカへ行き、トレーニングキャンプに参加します。
そして10月に開幕するNBAの新シーズンでの本契約を目指していく事になります。
いつも熱いご声援をいただきありがとうございます。
このたび横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手が、NBAに所属するメンフィス・グリズリーズとの「エグジビット10」契約に合意しましたのでお知らせいたします。
河村選手はメンフィス・グリズリーズとの「エグジビット10」契約を9月に締結予定です。契約締結後に渡米しトレーニングキャンプに参加、10月に開幕するNBA 2024-25シーズンでの本契約を目指します。引き続き、NBA挑戦を目指す河村勇輝選手に熱いご声援をよろしくお願いいたします。
なお、河村勇輝選手は9月の「エグジビット10」契約締結までは、横浜ビー・コルセアーズの選手として活動いたします。
引用元:横浜ビー・コルセアーズ HP
メンフィス・グリズリーズとは?
メンフィス・グリズリーズ
アメリカ合衆国テネシー州メンフィスに本拠地を置くNBAチーム。
ウェスタン・カンファレンス、サウスウェスト・ディビジョン所属。
ホームアリーナは「FedexForum(フェデックス・フォーラム)」。
日本人選手として2人目のNBA選手となった渡邊雄太選手が2018-19シーズンに2Way契約を締結したのがメンフィス・グリズリーズでした。
渡邊選手は2023-24シーズンにもトレードで同チームに所属しプレーしています。
河村勇輝が契約したエグジビット10契約とは?
あまり聞き慣れない言葉ですが、「エグジビット10契約」とはいったいどんな契約なのでしょう?
エグジビット10契約とは、NBAで定められている契約の1つです。
最低年俸、無保証での契約となりますが、クラブはシーズン開幕前、NBAと下部組織のGリーグチームを一定期間行き来できるツーウェー契約に切り替えることが可能です。
開幕前に契約解除された場合も、契約クラブ傘下のGリーグチームと契約することができます。
17年、ツーウェー契約ともに導入された比較的新しい制度です。
河村勇輝選手は、契約締結後にアメリカでのトレーニングキャンプに参加しますが、このトレーニングキャンプは、NBAでは本契約選手を含めて21人しかキャンプに参加できません。
この貴重な21人の枠に入ったことが、まず素晴らしい事です!
またこの契約は、2ウェイ契約に切り替えることも可能です。
2ウェイ契約を結べば、NBAのチームとその2軍に当たるGリーグ所属のチームとを行き来できることになります。
いきなりNBAに行けなくても、まずはGリーグで力をつけていき、成長してNBAでプレーする事もできるかもしれません。
河村勇輝のNBA進出で海外からの反応は?
河村勇輝選手がNBAで活躍することは可能なのでしょうか?
ここで、河村勇輝選手の海外からの反応を見ていきましょう。
良い評価
2023年のワールドカップの後には、いくつかのNBAチーム関係者から「彼はNBAでもやれると思うか?」「海外に出る意思はあるのか?」といった問い合わせがあったそうです。
これは、河村勇輝選手が海外メディアやNBAに向けて高い関心を集めて高い評価を受けている証拠です。
また、FIBAバスケットボールワールドカップで、日本代表の試合を見た後、元NBA選手のアイザイア・トーマスさんは、河村勇輝選手の事を、「あのリトルマンはキラーだな」と発言したそうです。
その後、2024年のパリ五輪出場を決めると、「He’s got game(彼、なかなかやるな)」と発言しました。
このことから、河村勇輝選手に注目していた事がわかります。
アイザイア・トーマス
2011年から11シーズンに渡ってNBAでプレーしたポイントガード。
ボストン・セルティックスに所属していた2016年、2017年にはオールスターにも選ばれている。
身長175cmと、NBAではかなり小柄な選手。
河村勇輝選手のプレーを見て、海外からは「バスケに身長は関係ない」という声も上がっています。
アメリカのウェブサイト、『HoopsHype』では、
ワールドカップに出場した中で最も興味をそそる若手選手のひとりとして河村勇輝選手を取り上げていました。
米スポーツサイト『EssentiallySports』では、
「なかでも最も輝いたプレーヤーはユウキ・カワムラだ。彼は今年のNBAドラフトで対象になっていたが、どのチームにも指名されなかった。だがW杯で彼のプレーを見た後、きっと後悔することだろう」と、今後はNBAにとって注目の存在になると断言していました。
悪い評価
スポーツ専門サイト『sportskeeda』は
「カワムラの身長では、NBAへの道は障害だらけだろう」と低身長の影響で活躍が厳しいのでは?と指摘していました。
「カワムラはゴールに近いバケット周りのプレーに長けている。長身のディフェンダーを振り切って、シュートを決める能力はある」と評価をしつつも、
「NBAのスピードは日本とは、かなり違う。NBA選手の平均身長が6フィート6インチ(約198センチ)であることを考えると、彼が適応しようとするのは間違いなく困難なことだ」と、河村勇輝選手のスピードをもってしても、NBAでは通用しないとする声もありました。
まとめ
河村勇輝選手は2024年メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結びました。
2023年はNBAのドラフト対象になっていたものの、どのチームにも指名されなかった河村勇輝選手でしたが、この1年でさらに進化したことの証だと思います。
海外からもいい評価が多く、注目される選手の1人である事は間違いありません。
身長の問題や、NBAはレベルが違うという声もありますが、その言葉に負けず活躍してほしいです!
サイズに恵まれない日本人がNBAでどこまでやれるのかものすごく楽しみだし、応援したくなりますね!
成功を祈っています。